一人暮らしの大学生が実感した「健康にいい鍋」

寒い季節になり、外に出るのも面倒で、料理をする気力すら奪われる日が増えてきた。一人暮らしをしていると、気づけばコンビニのご飯やレトルト食品、スーパーで半額シールが貼られたお惣菜に頼りがちで、「ちゃんと栄養摂れてるのかな…」と不安になる瞬間もある。そんな時にわたしが助けられたのが鍋でした。鍋といえば家族みんなでコンロの上の温かい鍋を囲むイメージが強かったが、実は一人暮らしとの相性が抜群で、簡単で安くて健康的という三拍子そろった優秀なメニューだ。

まず、鍋のいちばんの魅力は、野菜が自然とたくさん摂れるところ。普段の食事ではつい後回しになりがちな野菜も、鍋なら切って入れるだけ。白菜、ねぎ、ほうれん草、きのこ類などを適当に入れても十分おいしいし、新鮮な野菜でなくても冷凍でも大丈夫です。煮るとカサが一気に減るので、気づけば普段の何倍もの野菜をおいしく食べられます。しかも、余った野菜の使い道に困っているときも、全部まとめて鍋に入れてしまえば無駄なく食べきれるので、食材のロスを防ぐという意味でもありがたい料理です。

そして、鍋はとにかくヘルシー。油をほとんど使わず、素材そのものの味を活かして調理するため、食後の重さがなく、胃にも優しいのが特徴だ。スープがあることで満足感も高く、間食や食べ過ぎの予防にもつながる。さらに、一人暮らしの学生にとって嬉しいポイントが「コスパの良さ」。一度作れば具材を足しながら雑炊やうどんにアレンジできて、2〜3食は余裕でまかなえるので、節約したいときの強い味方。

冬の部屋は冷えやすいので、鍋は身体を温める「温活」としても重宝します。野菜や肉、魚から出る旨味が染み込んだスープを飲むと、身体の芯から温まっていくのが実感できます。食べ終わったあともしばらくポカポカが続くので、暖房の設定温度を少し下げても快適に過ごせる日が増えた。ちょっとしたことですが、こうした積み重ねが光熱費の節約にもつながっている気がする。

具材選びも、鍋の楽しさの一つです。きのこ類や豆腐、鶏むね肉、冷凍野菜などの王道はもちろん、水餃子やつくねを入れるとボリュームが増して満足感もアップします。忙しい日は冷凍食品に頼っても十分おいしいし、逆に時間に余裕がある日は旬の野菜を取り入れて季節感を楽しむのもおすすめ。どれも手頃な価格で扱いやすく、栄養バランスも自然と良くなる組み合わせだ。冷蔵庫がほぼ空っぽでも、冷凍野菜さえあればどうにかなる安心感が鍋にはあります。