個人的に面白かった植物たち京都植物園には様々な植物たちが所狭しと並んでいたが、その中でも自分がとても面白く感じた植物たちを様々な観点で挙げる。
まず、入ってすぐにあるなんの表記もない雑木林のような場所だ。
この場所はまるでそのままの自然のような場所で、整備された植物園の自然の中で悠然とした“ありのままの自然”を感じることができる。特に印象に残るのは大きく天に伸びている杉の木だろう。普段私たちを花粉で苦しめている杉も近くで実際に見てみると、その大きさには自然の雄大さと、ある意味の恐ろしさを感じるかもしれない。
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次に『プラティケリウム・ワンダエ』だ。まるで壁に生えたレタスのような植物だが、とにかく大きい。壁から生えており、漏斗状になった葉っぱの中身を確認することは叶わないが、ひと一人ならすっぽりと入ってしまいそうな大きさだ。まるでレタスのような見た目の植物が壁から生えている様な感じが、なんとなくユニークで、なんとなく似た様な形の植物でも全く種類が違っているというのは、植物の不思議な部分だ。
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次に少し方向性が変わるが、何かがあった植物だ。
ピンクの綺麗な薔薇なのだが、なぜか下を向いている。薔薇といえばまっすぐ伸びて、その棘だらけの茎を見せびらかせている印象だが、この薔薇は風のせいか下を向いてしまっている。美しい薔薇でもこの様な惨状になってしまう植物の儚さが少し面白く感じて、この写真を撮った。
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最後に名前が面白い部門。
かっこいい名前としてこの竜山だ。この刺々しいフォルムに“竜”山という名前が、なんとも子供心をくすぐる植物だ。もし、何も知らない子供の頃ならこのまま持って帰ることも辞さないのだが、今見ると若干アロエに似ている様に感じる。アロエヨーグルトをなんとなく連想してしまう。と思い、調べてみるとどうやらアロエの一種の様だ。なんとなく知りたくない情報だったが、また一つ新たな発見があった。
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後一つ、ユニーク寄りな名前が“アップルバナナ”。どっち? と感じるのだが、これはどうもバナナの一種の様だ。写真にもある通り酸味のあるバナナらしい。「バナナってあのねっとりした甘みが持ち味なんじゃ…?」とも感じるのだが、酸味のあるバナナも少し味の想像がしづらくて気になった。もし、食べる機会があるのであれば、食べてみたい。
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普段何気なく目にしている植物だが、この様な植物しかない場所で植物をまじまじと鑑賞してみると、ユニークなネーミングや見た目の些細な違いに気づくことができ、植物に興味が湧いてくる体験ができた。