最後に本を読んだのはいつだっただろう。小中学生のときには、読書感想文の課題があったり、本を読む時間が与えられていた記憶がある。最近は、本を読むどころか本屋に立ち寄ることすら減った。なぜ自分は本を読まないのかを考えてみると、いくつかの理由があると気が付いた。
まず、時間がない。言い訳だが、バイトや大学の授業、課題などに追われており、長時間座っている時間があればスマートフォンを手にとり、SNSやニュース、動画に時間を割いてしまう。手軽で、読書よりもこっちの方が手っ取り早いと思ってしまう。本は何ページも連続して読まないと内容が頭に入ってこないし、途中でやめると再開が難しい。その点、短い動画やSNSは数分で完結する。
次に、本を読む集中力が続かない。数ページは読めても、すぐに気が散ってしまう。難しい表現や漢字に出くわすとスマートフォンで調べてもるが通知の方が気になってしまい、本を読むことを途中でやめてしまう。そして気軽に「分かる」「面白い」と感じられないと、すぐに読む気が失せてしまうのだ。スマホや動画に慣れてしまったせいか、静かに文字だけを追う時間が好きじゃない。
本を読まないことで、少し損をしている気もしている。しかし、その「損」はあまり感じられない。そのため、読書は習慣にはなりにくい。もしかしたら、明日急に自然と本を読みたくなるときが来るのかもしれない。今はそれを自分から求めず、自分なりに知識を自分のものにしていくやり方を考えていきたいと思う。