2025 1Q 制作ノート 吉田蒼


作成日:2025.06.16

作成者:


作成日 2025.06.13

作成者 223T190 吉田 蒼

背景

ベッドに入って寝る前に寝れずに思考がぐるぐるするという経験からそのぐるぐるを体験できるような装置を作りたいと考えた。

制作テーマ

思考の循環

特に提灯のような形で自由自在に動かすことができることから体の動きのぐるぐると思考のぐるぐるを掛け合わせた。

角度、場所によって見える光、模様や柄が変わることで思考がぐるぐるするきっかけを作り出せたらと考える。

制作

①習作

提灯のような形を模した思考の循環装置を制作した。

提灯は折り畳めたり、広げたりと形を変えることができる。その特性を活かし、装置を提灯のようにすることで自由に動かすことができ、形を変えることで見えるものが変わる。

提灯には街灯などの街で見る灯りを印刷した。これは思考を灯りと考え、ぐるぐるしながら探したい、見つけたいという意味がある。

暗闇から探し出す、どこに光を当てるのか=ぐるぐる、思考の循環になればいいなと考える。

[作ってみて]

外からの情報が制限される時により自分の内側=思考に集中することができ、循環を感じることができると感じた。

[今後の展開]

提灯の内側に貼った紙が装置を通して見るとあまりわからないため内側に貼るものをもっと考える必要があったと考える。

もっと長くすることでぐるぐると探すという行為がもっとわかりやすくなると感じた。

②1Q展示

提灯の形を模した自由自在に動かせる形と中で光に当たることで見えてくるものによって「ぐるぐる」という思考が次々に変化する感覚を鑑賞者にも感じてもらいたいと思い制作した。

自由に装置を動かしてもらい新たな没入体験を感じてもらいたい。

思考が続いていくというところから習作よりももっと長い装置を制作した。

反省点

・習作の時は中で見ることに重点を置いたが今回は長い装置という外見に重きを置いてしまい、装置として成り立っていなかった。

・本当に黒で覆うのが良かったのか、光をもっと取り込むにはどうしたら良かったのかという試行錯誤が足りず結果として中途半端なものになってしまった。

・体験ではなくものとしての作品となってしまった。

今後の展望

・もっとプロトタイプを作成し、展示では自分のやりたいことが見た人に伝わるように試行錯誤をするようにしたい。

・いくつかのパターンを考えながら作品作りをしていきたい。

・自分の思考のぐるぐるという感覚を見ている人にどうしたら伝わるのか考えていきたい。



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