2025 2Q 制作ノート 本田光


作成日:2025.08.19

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作成日:2025.08.09

作成者: 本田光

背景

chatGPTと会話を行うと同時に、ビジュアル操作が行えると面白いのではないのかという考えから制作を行った。

制作テーマ

視覚化と体験型の作品制作

実践内容

まずchatGPTに言葉を投げるとその言葉の色が一般的に何色とされているのかを推測し、推測した色をタッチデザイナー側の3Dモデルに色を当てるという作品を作った。この作品を作った際に、AIに色を推測させるというところに着目し、発展させた作品が二作目である。二作目は言葉を入力すると、その対義語と色がCMYKで出力されTDで別の値として使い、グラフィックとして出力される作品を作った。ただ、CMYKは印刷の色域であったり、色自体・対義語の信憑性や結局それが何になるのかという部分が詰め切らないままの作品になってしまった。そこで三作目として背景を思い出し、chatGPTと会話を行うと会話の全体内容をchatGPTが判断、5つの項目でステータスを出し、その値がパーティクルで作られたグラフィックに割り当てられ変化するという作品を作った。背景に近い作品を作れたが、それと同時に二作目でもあった相対性を感じられないブラックボックス化がより明確になった。この原因としては、最終的に変化が起こるグラフィックにパーティクルを用いたがそれに納得できるほどのチャット内容との繋がりを表現できなかった部分にある。

今後の展望

視覚化の相互性と体験のブラックボックス化が今回の作品で問題になった部分である。チャットとの会話を何かの操作方法にしたら面白いのではないかと思い制作したが上記の部分が出やすい構造になってしまった。逆に、視覚化の相互性と体験のブラックボックス化をなくすことができれば初めの考えにとても近い作品ができ、グラフィック操作以外にも適用することができるのではないかと考えている。



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