2023.09/23 (土) - 24 (日)
展示・トークイベント
夕暮れ時、電気がついた瞬間に初めて夜の訪れを実感することがあります。まだ電気のない時代の人々は、点灯夫が灯火する街灯を見て、夜の訪れを実感していたといいます。
点灯夫の仕事は、いわば昼夜の境界線を決め、人々の認識に影響を与えるような役割であったといえるでしょう。現代においては、社会というネットワークで活動する我々が、他に刺激を与えまるでニューロン発火のように連鎖させるきっかけを作る行為といえるかもしれません。
Latent Media
Lab.初の展示では、所属ゼミ学生らや教員が現代の点灯夫となり、それぞれの作品を介してすでに存在するものの認識の境界線を再定義し、揺るがし、人々の認識に伝搬していくための契機を提供することを試みます。
2023 9.23 (土) 11:00-18:00(JST)
2023 9.24 (日) 11:00-17:00(JST)
2023 9.23 (土) 16:00-17:30(JST)
石川将也
映像作家/グラフィックデザイナー/視覚表現研究者
1980年生まれ。慶應義塾大学佐藤雅彦研究室を経て、2006年より2019年までクリエイティブグループ「ユー
フラテス」に所属。科学映像「NIMS 未来の科学者たちへ」シリーズやNHK Eテレ「ピタゴラスイッチ」
「2355/0655」の制作に携わる。2020年独立。デザインスタジオcog設立。研究を通じた新しい表現手法の開
発と、それを用いて情報を伝えるデザイン活動を行っている。
代表作に書籍『差分』(佐藤雅彦・菅俊一との共著、美術出版社)、大日本印刷『イデアの工場』や「Eテレ
2355」内『factory of dream』を始めとする「工場を捨象したアニメーション」、「Layers Act」(阿部との共作、
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「 AUDIOARCHITECTURE:音のアーキテクチャ店 」二出展)、「ねじねじの歌」「クッ
キー型の型の歌」(ピタゴラスイッチ)や「そうとしか見えない」「歩くの歌」(Eテレ2355)、ISSEY MIYAKE
「#hellobaobao」「ISSEY CANVAS」プロモーション映像などがある。
最新作 「Layers of Light/光のレイヤー」が令和2年度メディア芸術クリエイター育成支援に採択された。
2019年より武蔵野美術大学空間演出デザイン学科非常勤講師。
2023 9.24 (日) 13:00-14:30(JST)
塚田 哲也
大日本タイポ組合/新世界タイポ研究会/グッドデザイソ振興会
石川九楊に師事、号は楊大歩(ようたいぽ)。大日本タイポ組合を秀親と塚田哲也の2人で1993 年に結成。新しい文字の概念を探る実験的タイポグラフィ集団。
2015 年『字字字』(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)、2019年『文ッ字』(町田市民文学館 ことばらんど)にて個展を開催。
2017 年『タイポ ジャンチ』(ソウル)、2018 年『漢字展』(香港)『デザインあ 展』(富山県美術館/ 日本科学未来館ほか)
などにも参加。主著書に『TYPECARDPLAYBOOK』(ACTAR)『大日本字』(誠文堂新光社)、
絵本『なんでも もじもじ』(福音館書店)、もじかけえほん『かな』(偕成社)。
studio doué/スタジオ どうえ
〒604-8074
京都府京都市中京区朝倉町富小路通三条下る朝倉町539番地2階
京都市営地下鉄京都市役所前より徒歩5分
烏丸御池駅より徒歩8分
Latent Media Lab.
Mail:
latent.media.lab(at)gmail.com