ラウンドアバウトは、一方向に流れながらも多くの出口へと分岐していく環状交差点である。円を巡り続ける動きのなかに、常に次の道への選択が開かれている。この構造は、私たちが制作を通して経験してきた迷いや停滞、発見や変化と重なるものであり、それぞれが異なる方向へと進みながらも、同じ円周上で交差してきた時間を象徴している。
この構造は、一つの中心を共有しながらもそれぞれが異なる方向へ向かっている。本展もまた、共通の円をめぐりながら、多様な道を選び続けるための場としてひらかれている。そのなかで生まれる交差や選択が、空間全体の循環を形づくっていく。
Scott Allen sarah Shine
tkmt 伊藤更紗 桑島直暖 駒井透也
中本遼 本田光 安本華 吉田蒼
Scott Allen+Shine+久保田晃弘
2026年2月1日 13:00〜14:30
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授。
「ARTSATプロジェクト」の成果で、第66回芸術選奨の文部科学大臣賞(メディア芸術部門)。近著に『遙かなる他者のためのデザインー久保田晃弘の思索と実装』(BNN, 2017)『メディア・アート原論』(フィルムアート社, 共編著, 2018)など。