Recognition: capture(scene)

2024.12.04


Recognition: capture(scene)

パノラマ写真は、1840年代に考案されたスイングレンズ方式のカメラを起源とし、スマートフォンの普及に伴い、現在では身近なものとなった。 通常のパノラマ写真は、人がカメラを手で動かしながら撮影し、細長い1枚の画像を生成する。しかし、この作品ではiPhoneを固定したまま撮影している。 iPhoneの前にあるディスプレイでは画像が単に右から左に流れているだけだが、iPhone越しに見るとパノラマ写真が撮影されている。撮影後に表示される結果は、 鑑賞者が実際に見ているものとパノラマ画像との間に「ずれ」を生じさせる。 iPhoneには特別な技術的操作は加えておらず、ディスプレイ上に再生される映像は、iOS特有の撮影アルゴリズムとスリットスキャンを応用し、 スキャンのタイミングを調整することで撮影が可能になっている。この作品は、鑑賞者が普段何気なく使っている機能を誤用し、作品を通じて新たな視覚体験やものの見方を促す試みである。

学会名
SIGGRAPH ASIA 2024 ART GALLERY
発表日
2024年12月4日-6日


Member:
Rintaro Fujita
Scott Allen

DOI:
https://doi.org/10.1145/3680529.3688966



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