
商人の信念と一条の伝説
・妖怪トリートとは
妖怪ストリートとは京都の一条通りにある大将軍商店街のことである。およそ400mにわたって商店が立ち並ぶ商店街で、各店舗の表には妖怪のオブジェが飾られている。商店街は妖怪付きの聖地に近い存在になっており、様々なイベントが行われてきた。仮装行列やフリーマーケット「モノノケ市」などは現在も定期的に続いている。
・由来
妖怪ストリートと呼ばれるようになったのは一条通に伝わる百鬼夜行の伝説があり、その伝説を使って町おこしをしたのが由来である。商店街の人は皆商売人で、「安売り競争をするんじゃなしに、良い商品を売って大事に使ってもらおう、良いものを使ってもらおう」という考え方だった。そして、百鬼夜行の伝説の付喪神という妖怪をモチーフにもったいないお化けということで売り出した。また、国連のSDGs政策、「MOTTAINAI」の影響もあり、付喪神を使って町おこしを行なった。
・百鬼夜行の伝説
百鬼夜行は平安時代、付喪神という妖怪が定められた日に集まり、行進するというもの。元々、非常に長い期間を経た道具には魂が宿ると言われていた。付喪神とは、捨てられた古い道具が魂を持ち、妖怪となってしまったもの。唐傘おばけなどが有名。それらが集まり、一条通で行進をしたという伝説がある。
・オブジェ
店の前に並ぶオブジェは佐賀美術大学の学生によるもので平成15年に製作された。妖怪サークルのようなものがあり、作ることで妖怪にまつわるものや場所と繋がりたいという思いがあり、その思いが大将軍商店街と一致した。その後オブジェは様々な店舗の前に置かれ、商店街の方に手入れされながら現在も残っている。
・妖怪ストリートの過去と現在
妖怪ストリートでは最初の頃通行止めを行って行列をするなど大規模なイベントがあった。映画村で妖怪会議というイベントが開催された時に映画村内でパレードを行うなど妖怪に関するイベントも大規模で盛んだった。しかし、商店街が妖怪特化になってしまった。イベントなどが行われても、夜の方が賑わう、夜型の店があったり、年齢層が上昇してしまったことにより様々なものが噛み合わなくなってしまったことにより規模が変わってしまった。現在では60〜70存在した加盟店が10数件にまで減少、一条通りで店を出していても商店街に加盟していない店もたくさん存在する。さらに新型コロナウイルスの影響もあり妖怪付きの聖地のような場所だった一条商店街は当時に比べると廃れてしまっている。
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