卵一つと牛乳を一杯分、そしてたっぷりのお砂糖。この三つがあれば完成する定番のデザートであるプリン。つるりとした食感に変身した卵と濃厚な香り、きらきらと輝くほろ苦いカラメルとのマリアージュがたまりませんよね。今ではコンビニ、スーパーといった身近なところから、プリン専門の高級なお店まで展開されています。老若男女幅広い層に愛されていますよね。今回はそんなプリンをお家で手作りしてみました! 

 今回私が挑戦したのは、電子レンジだけで簡単に作れるというレシピ。一般的なレシピではオーブンや蒸し器が必須ですが、このレシピでは電子レンジに全てお任せ! オーブン、蒸し器も家にはあるのですが、食べるまでに時間がかかるのでこのレシピにしました。

 さっそく作っていきましょう! 材料はこちら

 卵、牛乳、砂糖、この三つと耐熱のマグカップあれば作れますが、ラム酒、バニラエッセンスを入れるとプリンの出来がワンランクアップしますよ!

 まずは、耐熱のマグカップに砂糖と水をいれてレンジでチン。そこに水を入れて、ぐるぐると混ぜたらあっという間にカラメルの出来上がり。
 ちなみに陶器やガラスのマグカップは、急激な温度変化で割れる可能性があるので注意です。

 用意したボウルに卵を溶いて、砂糖、牛乳を順に入れてまぜまぜしたらレンジへ。ラム酒、バニラエッセンスがあればここで好きなだけ入れてください。

 できた卵液が固まるまで電子レンジで加熱します。
 加熱しすぎると、ボソボソで口当たりの悪い卵焼きができてしまいます! そんな悲しいことが起こる前に、加熱の際は電子レンジの前に張り付いて、卵液がふわっと膨らんだタイミングですぐ取り出してください。

 それを冷蔵庫で1時間ほど冷やします。
 熱々のまま出来立てのプリンが食べられるのも、手作りならではの特権ですね。私は冷たいのがお好きなので冷蔵庫に入れましたが、初めて作ってみる方はぜひ食べてみて欲しいです! 

 さて、そろそろ冷えた頃なので冷蔵庫から出して食べてみましょう! マグカップのままでももちろん食べられるのですが、せっかくならお皿に出して食べたいですよね。お気に入りのウェッジウッドのお皿に乗せてみました。ゴールドの縁取りと木苺の鮮やかなイラストのおかげで、一気に華やかに見えます。

 写真撮影もそこそこに、スプーンに掬ってみます。

 あまりにもぷるっぷるで、すくったそばからあれよあれよとスプーンから逃げていきます。逃げてしまわないよう、すぐさま口にダイブ。すると、ラム酒の芳醇な香りが鼻を抜け、滑らかな舌触りと卵の濃厚なコクとバニラの風味を感じます。その次に襲ってくるカラメルの甘すぎず、苦すぎずの丁度いいほろ苦さ……。この全てが合わさり、一口で分かってしまいました。「美味しすぎる!」

 手作りのプリンは、いい卵を使わないと卵臭くなってしまいがちなのですが、ラム酒を入れたのでそれもなく、カラメルも苦味が調節しにくいのですが、それも完璧。今まで作ってきた中で一番の出来です!
 選んだマグカップがツルツルした素材だったので、カラメルが固まる途中で剥がれてしまったのが少し惜しいのと、外側はプリンがぷるぷるすぎる故に、お皿に出した時の衝撃で少し亀裂が入ってしまっていますが、それもまた手作りならでは、ということにしておきましょう。

 今回紹介したレシピは、初心者でも手が出しやすいかと思います。ぜひ休日にお家で作ってみてはいかがでしょうか? 出来立てのプリンと淹れたての紅茶。このふたつが揃えば、きっと素敵なブレイクタイムになること間違いなしです。

マグカッププリンレシピ
材料
卵、牛乳、砂糖。あればラム酒、バニラエッセンス

カラメル作り
耐熱のマグカップに砂糖大さじ1、水小さじ2を入れて混ぜる。電子レンジ500wで約2分。
茶色く色づいていたら水を小さじ1入れてさらに混ぜる。

プリン液
ボウルに全卵1個と牛乳120ml、砂糖大さじ2を入れて混ぜる。
ラム酒を適量、バニラエッセンスを数滴。
カラメルの入ったマグカップに、プリン液を濾しながら入れラップをする。電子レンジ500wで1分30分〜2分。
プリン液が膨らんできたタイミングですぐ取り出し、冷蔵庫へ入れる。

よく冷ましたら完成!