皆さんはガチャガチャを回すことがあるだろうか。子供がするものという認識が徐々に変わりつつあり、近年では大人が趣味として行うことも多いのではないだろうか。ガチャガチャというのは不思議なもので、見かけるとつい運試しとでもいうように回したくなってしまう。浪費家にとっては甘い蜜のような存在だ。昔と比べるとその種類も増えたように感じられる。

 なかでも最近頻繁に見かけるようになったのが、喫茶店のライトのミニチュアである。「純喫茶看板ライトvol.2」では、実際に日本各地に存在する喫茶店の看板がモチーフとなっている。スイッチが付いており、自由に電気を点滅させられるのが、遊び心があって童心をくすぐられる。また、ロゴステッカーも付属しているので、スマホの裏に挟んだり、お気に入りの手帳に貼り付けたりして持ち運ぶのも楽しみ方の一環である。登場しているお店は、一度は名前を聞いたことのあるところが多く、これをきっかけに足を運びたいという気持ちが増すようになった。


 私が今回見つけたのはvol.2だったが、もちろんvol.1もあるはずなので、一体どんなものなのか調べてみた。すると、vol.1には京都市下京区に店を構える「喫茶ソワレ」さんの看板がラインナップされていたことが判明した。私たちの本拠地京都の喫茶店のミニチュア、手に入れたいところであった。

 他にも、「サンリオキャラクターズ 喫茶ミニチュア看板ライト」なるものも存在する。ライトにはそれぞれサンリオの人気キャラクターが描かれているのだが、みんな喫茶店ならではの制服やエプロンを身につけた特別イラストで愛くるしい。


 話は逸れてしまうが、サンリオでは過去にも「喫茶サンリオ」シリーズのグッズが発売されていたことがある。最近は飲食関係以外でも喫茶のマジを見ることが多いため、世の中に喫茶店ブームが訪れているのだと実感する。今後のガチャガチャ界でも、レトロ喫茶店をモチーフにしたグッズが更に増えるのではないだろうか。


 「レトロ喫茶マスコット〜トロピカル〜」では、フルーツがてんこ盛りになったパフェやジュースの小さなフィギュアが手に入れられる。ひとつひとつのフルーツが細かく作り込まれているのと、星のような形状のクリームから、私は「ホイップる」を思い出し懐かしい気持ちになった。20歳前後だと同意してくれる方もいるのではないだろうか。なんとこのガチャガチャ、作り込まれているのはフルーツだけではない。小さなカトラリー類も付いてくるのだ。喫茶店ならではのレースデザインが施されたコースターは、ミニチュアと一緒に飾ると可愛さ倍増である。どの種類も色鮮やかで美味しそうだ。全部揃えてお部屋の一角に小さな喫茶店コーナーを作りたいものである。


 今回紹介しきれなかったが、クリームソーダのキーホルダーや純喫茶のぬいぐるみ等、様々な喫茶店関連のガチャガチャが発売されている。コレクションするも良し、持ち運ぶも良し。街へ繰り出した際にはぜひ探してみてほしい。