ほかほかつやつやの白いご飯。単体で食べても、噛めば噛むほど増す甘みや素材の味の虜になるが、お供と一緒に食べるともっともっと美味しくなる。今回は私のおすすめのご飯のお供3選をご紹介する。

①ちりめんちゃん

 まず初めに紹介するのは、磯じまんが出している「ちりめんちゃん」だ。私の中でご飯のお供といったらこれ以外あり得ない!小さい頃からずっとこの「ちりめんちゃん」を食べて私は育ってきた。名前の通りちりめんじゃこを炊いたものなのだが、子どもでも食べられるように甘めに味付けされている。さらに、ちりめんじゃことよく合わせられがちな山椒も入っていない。そのため、じゃこは好きだけど山椒の味が苦手だな……という人でも美味しく食べられる。これをほかほかのご飯に乗せて食べると、箸が進んで何杯でも食べられちゃう。

②ごま昆布

 次に紹介するのは、フジッコから出ている「ふじっ子煮 ごま昆布」だ。昆布はおにぎりの具としてもド定番だといわれるほど白米と合う具材として有名で、様々な商品が発売されているが、私はこのごま昆布が抜きん出て好きである。もちろん昆布だけでも美味しいが、胡麻が入っていることでより味に深みが出ている気がする。子どもの頃はこの美味しさに気がつけなかったが、大学生になってからは、やはり定番の昆布こそが正義なのではないかと思うようになってしまった。温かいお茶を飲みながら食べると、なんとも心が落ち着く。

③卵とだし醤油とほりにし

 これをご飯のお供といって良いのかは分からないが、どうしても紹介させてほしい。ずばり卵かけご飯は最強である。なんてったって、合わせる調味料次第で味の表情がころころ変わるのだから。私のおすすめ調味料は、「だしが良くでる宗田節」で作るお醤油だ。宗田節と呼ばれる鰹節が入った醤油瓶が売られていて、そこに自分の好きなお醤油を入れ10日間寝かせると、だしの旨みが染み込んだ最強のお醤油が完成する。これを卵かけご飯にかけて食べるとほっぺたが落ちる。普通のお醤油で食べたときの100倍美味しい。さらに、半分食べ進めたあたりで「ほりにし」というアウトドアスパイスをかけると、コショウの香ばしさが鼻を通り抜け、味変して二度楽しめるのだ。卵かけご飯はシンプルを極めたような作り方なのに、なぜここまで美味しいのだろう。

 以上が私のおすすめご飯のお供3選である。なんとも渋めな女子大生らしくないセレクトになってしまったが、結局はこういう濃いめの味付けをしたおかずが一番白米に合うのだと、うちのおばあちゃんも言っていた。