ここ数年、友人と「今年、秋ほぼなかったよね?」という話をすることが増えた気がします。やっと暑さによるストレスが終わった喜びも束の間、すぐに寒い時期がやってきます。雪国出身であるおかげで幸い人より若干寒さには強いですが、それでも日照時間が短いため少々気分が落ち込んだり(ウィンターブルーと言うらしい)、朝布団から出られなかったりと、過ごしづらい季節には変わりありません。

短かった秋を忘れられない。何より、もう1年が終わろうとしているという現実を受け入れられない!! 終わるな、今年!!!

徐々に迫り来る来年の足音が聞こえないふりをして、まだ冬じゃないと自分に言い聞かせていた私がスーパーで見つけたのは、1本98円のさつまいも。

さつまいも=秋…?!

ということで、一人暮らしの金欠大学生、自宅で焼き芋作ります。


今回、「ばくばクック」さんの動画の作り方を参考にさせていただきました!

【作り方】
①さつまいもをよく洗い、半分にカット

②120mlの水とともに炊飯器の玄米モードで炊く

③炊けた芋をオーブントースターで焼く(500W30分)
高すぎない温度でじっくり焼くといいそうですが、我が家のトースターは温度やワット数が固定なので、900Wで様子を見ながら20分弱焼きました。

…えっ、これだけ? ほぼ待ってるだけじゃん!!
時間に追われている大学生にはありがたい限りです。

炊飯器で炊いたあとの蒸した状態でも普通に美味しいとのことなので、②の状態と③の状態どっちも食べてみました。

🍠 炊飯器蒸し芋

なにこれうま〜〜〜い!
と、思わず頬が緩む美味しさです。
ほくほくで皮ごといける! ほんとに素材そのままかと疑う甘さ。しっかり甘くて美味しいのに、甘さが優しい…。焼き芋と比べてあっさりしていて、シンプルだけどその分素材の味が堪能できる食べ方。お家にオーブントースターがなくても、この蒸したお芋だけでも作って食べてみてほしい。

これがほったらかしでできるの最高か…!俄然テンションが上がります。

🍠 トースター焼きいも

参考にした動画内で、「皮もパリパリしてて美味しい」と言っていたんですが、本当に美味しい。焦げているところを食べても、お芋の甘さで全然苦味が気になりません。

500Wで30分焼く本来のやり方だと皮の焦げも少なく、お芋から出た蜜が焼けてカリカリのキャラメリゼ風になるそう。そっちも美味しいだろうなぁ…。トースターで焼いたあと少し冷まして、蜜が固まった頃が美味しいらしい。温度可変式のオーブントースターがある方はぜひやってみてください!アルミホイル巻いて焼き具合を調整してみたり、私も帰省した時に実家でやろうかな、と思うくらいには美味しそうでした(笑)

さつまいもの種類もあると思いますが、パサパサしていないのはもちろん、ねっとりしていて美味しい。口の中を火傷しそうになりながらも、でも美味しくてハフハフ言いながら食べ続けちゃう。ここ最近で一番幸せを感じた瞬間かもしれない…。これはハマりそうです、やばい。


芋・栗・南瓜など秋の味覚が好きな自分にとっては、家で手間をかけずにこれだけ美味しいお芋が生み出せるのは幸せ以外のなんでもありません。ずっと気になっていたレシピだったのですが、試してみて正解でした!

秋が戻ってきた…かどうかはさておき、お芋のおかげで、食べ終わった頃には少なくとも年末特有の謎の焦燥感なんてどうでも良くなっていました。
お芋を炊飯器にセットして蒸し上がりを待ち、トースターに入れて焼き上がりを待ち、という時間を過ごした深夜。待ち時間に抱えたタスクを消化しつつ、いい現実逃避になりました。ご褒美が待っていると思うと作業も捗るものです。(笑)

ばくばクックさんのチャンネルでは、10月から11月にかけてさつまいもを使ったレシピの動画がたくさん投稿されていました。2ヶ月の間美味しそうなサムネによる“芋テロ”に苦しみながら、今回やっと挑戦できて満足です。

焼き芋の工程にも含まれていた、炊飯器で蒸したお芋をベースとした動画も多く、お家で手軽にさつまいも料理・スイーツが作れます。年末の時間があるタイミングで、お好きなレシピでお芋を楽しむのもアリなのではないでしょうか?