家族で音楽好きな我が家は、年末のテレビは問答無用で「紅白歌合戦」の一択でした。その年を象徴するヒットソングのパフォーマンスを見ながら家族で談笑する時間が好きで、幼い頃からずっと、今でも年末の楽しみの一つです。

 いつからでしょう…そんな紅白歌合戦が、私にとってテレビで推しを拝める機会、つまり「推し事」の側面も担うようになったのは。
2017年に、当時どハマりしていたTWICEが紅白歌合戦初出場を果たし、2018年、2019年と3年連続で出場。コロナ禍の影響もあり、2020年、2021年はK-POPアーティストの出演はありませんでしたが、昨年にはTWICE、LE SSERAFIM、IVEの3組が韓国から出演しました。

 そして今年は、歴代最多数である6組の韓国系グループが出演します。
(一部韓国のオーディション番組からデビューした日本のグループもあるので、「韓国系グループ」としています!)
日本のアイドルでも紅白歌合戦への出演は難しいと言われる中、躍進を遂げた6組のグループを私の独断と偏見による歌唱曲予想とともにご紹介します!

ここで予習しておけば、紅白歌合戦をもっと楽しめるかも…??


🟥 紅組

MISAMO

 韓国の9人組ガールズグループ・TWICEの日本人メンバーである、ミナ・サナ・モモの3人で結成され、今年デビューしたユニットです。
TWICEのメンバーの中でもダンス強者が揃うユニットで、線が綺麗でしなやかなパフォーマンスが特徴。パフォーマンスとしての一体感がありながら、3人がそれぞれ異なる魅力のダンス・歌声の持ち主であることもポイントです。

 The・王道アイドルなTWICEとは一味違う、大人っぽい雰囲気を纏ったユニットになっています。3人ともふんわりした可愛らしい性格をしているため、普段のおっとりした印象とステージに立った時とのギャップが沼です…。

「Do not touch」

 MISAMOの歌唱楽曲は「Do not touch」を予想。デビューして日が浅く、楽曲数もそれほどないということもありますが、やっぱりこれでしょう!という王道感のある楽曲です。
個人的に、全員関西人であるメンバーが「Do not touch」を「触んな」と日本語訳したのがツボ。

LE SSERAFIM

 韓国人2人、韓国系アメリカ人1人、日本人2人のメンバーからなる5人組ガールズグループ。
昨年デビューの新人ながら、そのビジュアルとポテンシャルの高さから人気を誇り、2年連続での紅白出場を果たしました。

「UNFORGIVEN」

 紅白でパフォーマンスされる楽曲は今年の上半期にリリースされた「UNFORGIVEN」が妥当じゃないかなあ…と予想。日本でリリースされたJapanese ver.では同じく紅白歌合戦に出演するアーティスト・Adoがフィーチャリングで参加したことでも話題になりましたが、共演が期待されつつも残念ながら実現せず! …みたいなとこまで見える気がします(笑)

個人的願望としては敢えて「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」あたりを選曲して、バチバチのパフォーマンスで会場を沸かせて欲しい気持ちもあります…。

NiziU

 オーディションプロジェクト「Nizi Project」から誕生した、9人組のガールズグループです。結成3年目にして、今年ついに韓国デビューを果たしたことで話題になりました。

「Paradise」

 日本の番組で誕生かつ全員日本人で構成されたグループなので、さすがに日本でリリースした楽曲をパフォーマンスするのではないか…ということで「Paradise」を予想。映画の主題歌だったし。

でも本音は「HEARTRIS」で、世界に舞台を広げ実力を知らしめたパフォーマンスが見たい…!

「HEARTRIS」


⬜️ 白組

SEVENTEEN

 2015年デビューした韓国の13人組ボーイズグループで、筆者の最推しグループです(誰も聞いてない)。

かねてより日本での活動の目標として口にしていた紅白に出場!!
ですが現在リーダーのエスクプスが療養中で活動をお休みしており、先日メンバーのジョンハンも治療に専念するために活動中断が発表されたため、完全体で紅白のステージに立っている姿が見れないことだけが何とも残念でなりません…。最年長メンバーの2人が欠けてしまった上、最年長メンバーの兵役までのリミットも刻々と近づいてきていて、13人が揃って100%のフルパワーで臨む紅白でのパフォーマンスはもう見れないかもなあ…と複雑な気持ちを抱えています。

「今 -明日 世界が終わっても-」 

 今年のセブチは、その瞬間メンバーたち自身が伝えたいことを音楽に昇華するフェーズに移行して、ただのアイドルというよりアーティストにいっそう近づいた感じがしています。

今年韓国でリリースされた楽曲たちも相変わらずの傑作で、とんでもない記録を打ち出していましたが、せっかくの紅白初出場なので、日本でリリースした曲を力いっぱいパフォーマンスしてほしい!! という気持ちで「今 -明日 世界が終わっても-」が披露されると予想します。

これでもしも、たとえば「Super」が披露されようものなら、イントロで泣き崩れてそのまま消えてなくなってしまう気がする。私が生きて2024年を迎えられるかどうかは、彼らにかかっています…。

「Super」

(過去にこの楽曲のエモさをオタク全開で語った記事もありますので、よければこちらも合わせてどうぞ!)

「God of Music」

最推しなのでちょっと贔屓して最新曲も置いておきますね(小声)

Stray Kids

 メンバーが手がける中毒性の高い楽曲と、パフォーマンス力が魅力の8人組ボーイズグループです。
個人的に近年どんどん勢いを増している印象のあるスキズ。今年の紅白に初出場すると聞いて、納得しつつも一番驚いたグループだった気がします。

「case143 Japanese ver.」

MVの様子がちょっとおかしいんですが、Japanese ver.ならではの演出なので、本家が気になる方は韓国語バージョンを見てみてください(笑)

 私の妹が少し前からハマっていて、布教されて聞いた話しか知らないし、なんとなく横目で覗いているくらいの情報しかないのですが、妹によると披露する楽曲は「『case143 Japanese ver.』が安牌」とのこと。セルフプロデュース型のグループならではのクセつよな楽曲が多いので、初出場にしてその本領を発揮した特大インパクトを残して欲しいという希望もありますが(笑)。

「S-Class」

JO1

 韓国の人気オーディション番組の日本版である「PRODUCE 101 JAPAN」で、101名の中から選ばれた11名で結成されたグローバルボーイズグループ。最近はグループ活動の域を超えて、メンバーのバラエティやドラマ、映画出演など、幅広い活躍が見られます。

「Trigger」

 そんなJO1は、第65回日本レコード大賞の優秀作品賞にも決定した「Trigger」を披露すると予想。

世界的に活躍するコレオグラファー・RIEHATAが振り付けを手がけており、タイトルにもなっている「引き金」を引くようなダンスが印象的な力強いパフォーマンスが見られることを期待します!


 「日本人もいない外国のグループじゃなくて、もっと日本のグループを出演させてほしい」なんて声もあるようですが、そんなものは跳ね除けて国民を圧倒させるようなパフォーマンスを披露して欲しいです。大晦日という特別な時間を日本で過ごしてくれるからには、良い思い出にしてほしい…!

他のアーティストのついででいいので、もしよかったら私の推しの紅白初出場を皆さんも一緒に見守ってはくれませんでしょうか!(笑)

そうじゃなくても、知らないよりは知っている方がより紅白歌合戦を楽しめるはず!
音楽特番が増えるという点でも、12月のこのシーズンが好きなんです。今年は特に、K-POPアーティストが日本の音楽番組に引っ張りだこ! この記事でアーティストの情報を予習することで、皆さんが年末を楽しむお手伝いになればと思います!
私の歌唱曲の読みがどれだけ当たっているのかも少し気になるところです…。