出会いと別れの季節、春が今年もやってくる。毎年そわそわと心待ちにしているのに、少し油断すればあっという間に桜と共に消え去ってしまう。なんとも儚い。皆さんは春が好きだろうか。私の場合、自分が3月生まれだからなのか、どうしても特別な感情を抱いてしまう。
今回は、春に向けて聴きたい曲のプレイリストをご紹介。編集メンバーのおすすめも教えてもらったので要チェックだ。
ではまず私のおすすめ曲から!
ちはる / キタニタツヤ
「春の雨にまた君を思い出す」
これこそ冬と春の間にぴったりな曲。ちはる(千春)とは、「何度でも春を迎えられるように」と願いを込めて人に付けられる言葉らしい。アコースティックメインだがサビに入った途端、弦楽器の音色が増して曲の景色がぐんと広がる。YouTubeに公開されているMVは春の間しか公開されないので見逃し厳禁。
花降らし / n-buna
「春を踊るのさ 桜の下で」
桜の花びらが宙に舞う情景が多種多様な言葉で表されている曲。どちらかというと、春本番に聴くとぴったりかもしれない。下を向いて歩く人たちの様子と頭上の桜の花が自由に待っている様子が対に描かれていて、その表現の仕方に感嘆せざるを得ない。
春愁 / Mrs. GREEN APPLE
「春が息吹く 桜の花も舞いはせず ただ陽に照らされていた」
高校の卒業間際(2月ごろ)にリピートしていたので、この曲を聴くと春の別れに思いを馳せて胸がきゅっとなる。素直になりきれないのだろうなと思わせてくる歌詞が、思春期にはぶっ刺さるのだろう。
巡る巡る / 神はサイコロを振らない
「したたかに雪解けを願うあの花のように」
疾走感に溢れており、春すらも通り越して1年を巡ってしまいそうな勢いのある曲である。春は気持ちの波の上下が激しくなりがちな季節だが、この曲を朝に聴くと今日も頑張ってみようかなと思える。お守りのような存在だ。
次からはメンバーのおすすめ曲を紹介!
春/Sundae May Club
毎年春に絶対聞いてる曲!春はインドアな私でもおでかけしたくなるので、そのうずうずを後押ししてくれる疾走感と春らしい陽気をたっぷり感じられる一曲です!(みちゃん)
春泥棒 /ヨルシカ
桜が咲く少し前になぜか聴きたくなる。サビ前で一瞬ブレイクが入ることで、まるで桜に心奪われてしまったようなそんな気持ちを感じさせてくれる。和歌のような日本語の美しさたっぷりの歌詞も魅力的。(はるる)
春 / 折坂悠太
「確かじゃないけど 春かもしれない」というフレーズが繰り返されるこの歌。「春」は季節だけじゃなくて、何かの出来事の花開くタイミングであったり、何かが変わりそうな感じ、とかそういうものにも感じ取れて、とても色々なことが頭を駆け巡る楽曲です!どこか昔の雰囲気を感じさせられるところが、とても素敵です。(あびー)
Daisy/PENTAGON
映画やドラマの世界では別れのシーンで「元気でね」「幸せになって」なんて言うけれど、現実はそう綺麗に終われないはず。その裏で抱える「ずっと先も僕を引きずってほしい」「不幸になってしまえ」という黒い感情をストレートに描いた楽曲。終盤にかけて「君を愛することができて幸せだった」と別れを受け入れようと心情が変化していて、それが更に切なさを際立たせています。別れを歌いながらもあたたかさを感じる爽やかなサウンドが春にぴったり。(ひなちゃん)
この曲たちとともに春の訪れを待ってみてはいかがだろうか。今年もたくさんの素敵な出会いに恵まれますように。