美味しそうな食事に可愛い食器、レトロな店内に可愛い外観。喫茶店に訪れると思わず写真を撮りたくなるものである。それをInstagramに投稿すると、世間一般でいう「インスタ映え」になるのではないか。私はSNSを使いこなせるタイプではないが、写真を撮ること自体は好きなので、撮り方をいくつか紹介する。
●周りの風景やお店の装飾を写り込ませる
私が喫茶ドレミで特徴的だと感じたのは、お店に入った瞬間にぱっと目を惹く、レトロな雰囲気を醸し出すレースカーテンだ。外から差し込む陽射しを柔らかいものへと変化させ、テーブルを優しく照らしてくれる。加えて、外の植え込みには季節ごとに色とりどりの花が咲いている。それらをうまく写り込ませるとお花の華やかさも相まって、写真にも彩りがプラスされるだろう。ただ食べ物単体を写すだけよりも、お洒落度がアップすること間違いなしだ。
●フラッシュをたいて撮る
夕方から夜の時間帯だと、フラッシュをたいて撮ると、生クリームやフルーツが昼間とは一風異なった表情を見せてくれる。食べ物を撮影するのであれば彩度は高めの方が良いのではと思うかもしれないが、美味しそうに見せることから焦点をずらしてみるのも、偶には良いのではないだろうか。光の反射で輝くアイスや生クリームたちと、周りの薄暗い空間のコントラストが、少しアダルティな演出をしてくれる。
●フィルム写真風に撮る
実際にフィルムカメラで撮影するのが望ましいが、私は持ち合わせていなかったため、Instagramのフィルムカメラ風フィルターで撮影を試みた。そのプリンが元来持ち合わせているツヤが何倍にも増し、カラメル部分の色はさらに深みを増す。画像全体にざらつきが見られレトロな雰囲気を纏うようになるので、喫茶店が開業した数十年前にタイムスリップしたかのようや気分にさせてくれる。
●ネイルやお洋服をチラ見せする
喫茶店へ行こうと決めて外出した日だと、お店やメニューを意識したコーディネートをすることがあると思う。せっかくなので、そのお洋服たちを写真の端にチラ見せさせても可愛いのではないだろうか。その日食べたものと服装を一緒の思い出に仕舞い込むのって素敵だなと、私は感じている。お洋服だけではなく、ネイルも同様である。ホットコーヒーのソーサーをそっとつまみ写真を撮る。すると、そのとき施しているお気に入りのネイルがキラキラと輝いて、良いアクセントになってくれるのだ。
●キャラクター小物と一緒に撮る
私はyou&meさんの店内に飾られていた「ちいかわ」のキャラクター「うさぎ」のフィギュアをお借りした。盛り盛りのパフェとキャラクターが共存する空間自体がもうかわいい。カフェでのオタ活で、推しのぬいぐるみを食べ物と一緒に写すのも同じ要領なのだと私は推測している。今回は試せなかったが、あえて食べ物ではなく小物にピントを合わせてみるのもきっと楽しいだろう。そうすることで、自分自身ではなくそのキャラクターが今から食事をするようにも見えてくる。奥が深い。
まだまだ私も勉強中で改善の余地ありだが、今回の記事を書いていると、少し工夫をすることによって遊び心が加わった写真に仕上げられるのがわかった。Instagramを眺めていると、次はこういう風に撮影してみようとワクワクして喫茶店へ行くモチベーションにも繋がる。皆さんにも自分なりの可愛い写真の撮り方を見つけてみてほしい。