魅力的な表現力を持った、今人気の声優さん

今回私が紹介したい声優さんは種崎敦美さんだ。種崎さんは東京俳優生活協同組合所属の9月27日生まれ。私が以前のアニメ特集で紹介した『葬送のフリーレン』では主役のフリーレンを、『約束のネバーランド』では第2期において重要な存在であるムジカなどを演じられている。今では、『SPY×FAMILY』のアーニャ・フォージャー役や『わんだふるぷりきゅあ!』では主人公の犬飼いろは(キュアフレンディ)といった数々の話題作にも登場する人気声優だ。
私が種崎さんに出会ったきっかけは、『魔法使いの嫁』の羽鳥チセだった。物静かだが根は頑固、自己犠牲の自覚が皆無なキャラクター。あるトラウマから感情表現が乏しくなるが、物語が進むにつれて友達や交流関係が増えていくと本来の15歳の少女らしい明るい一面も見えてくる。こういったおとなしく感情表現がないキャラクターだけれど、その感情が少しずつ揺れていく表現が、種崎さんのすごいところだと思う。さらにその部分が感じ取れる作品が『葬送のフリーレン』だ。フリーレンという他人に対してドライで基本的に無機質な声がであることが多いが、さまざまな出来事から涙や怒りの表現、仲間への信頼や思いやりが垣間見えるシーンがある。そこでは、少し温かみのある声や悲しみ溢れる声などで無機質な彼女の声を保ちつつも、感情の揺らぎが細かく演じられている。
ここでは、種崎敦美さんのキャラクターに対する魅力的な表現について話した。たくさんの話題作に出演している彼女は、これからもその演技力でどんどん活躍していくことは間違いないだろう。
投稿者
moti