꒷꒦❤︎† 爆ぜろリアル ! 弾けろシナプス ! Vanishment This World ! †❤︎꒦꒷

主題歌があることによって、作品はより輝きを放つ。アニソンを聴くだけでアニメシーンを思い出し、涙し、胸が熱くなる。また、アニソンから勇気をもらったことや救われたこともたくさんある。アニソンは、私の人生なのだ。
数々のアニソンを聴いてきた私がおすすめする曲は、声優の内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれによるユニット「Black Raison d’être(ブラックレーゾンデートル)」の「INSIDE IDENTITY」だ。この曲は。『中二病でも恋がしたい!』のED曲で、2012年にテレビアニメの第1期が放送され、2014年にテレビアニメの第2期が放送された。私は小学校4年生の時に見ていたのだが、単純なラブコメ作品ではなく、コメディ要素や戦闘シーン(妄想)もあることから、小学生ながら着眼点とアイデアに感心していた。中二病ごっこをしていたあの頃が懐かしい。
『中二病でも恋がしたい!』という題名から何となく察しがつくと思うが、登場人物はほとんど中二病なのだ。ヒロインの小鳥遊六花(たかなしりっか)は眼帯をしており、眼帯を取ると邪王真眼(じゃおうしんがん)が解放される(実際はただカラコンを付けているだけだが……)。私が小学生の時にめもらいができて学校に眼帯を付けて行かなければならず周りの目が不安だったが、いざ登校すると「六花みたい!」と大勢に羨ましがられ、得意げになった日もあった……。当時の小学生にここまで影響を及ぼすほどの中二病のヒロインと元中二病の主人公・冨樫勇太、そして中二病を患った愉快な仲間たちの変わった学園恋愛アニメだ。
なぜこの「INSIDE IDENTITY」という曲を選んだのか。シンプルに曲と映像が好きなのだ。ロックな曲調で、メロディーが頭に残りやすい。歌詞は中二病で周りと考え方が違うことの苦悩や自分自身との葛藤が描かれている。私も中二病ではないが周りとの違いで悩んだことがあったので、この曲に勇気をもらった。また、最近のアニメには少ない、登場キャラの六花、丹生谷森夏(にぶたにしんか)、五月七日くみん(つゆりくみん)、凸守早苗(でこもりさなえ)の4人が歌っている。本家の「ZAQ」もいいが私は「Black Raison d’être」の方をおすすめしたい。サブスクに無いのが残念でたまらない。ED映像も全体的に暗く、林檎、十字架、拳銃、包帯など中二病心をくすぐるアイテムが多数出てきている。制服のスカートの赤色と林檎の赤色が映えており、このアニメの世界観を映像でも楽しむことができるのだ。
今回、『中二病でも恋がしたい!』の「INSIDE IDENTITY」という曲を紹介したが、いかがだっただろうか。放送から10年以上経っても色褪せない名作を、音楽と共に楽しんでほしい。