アニソンにはアニソンからしか得られない栄養素があるとぼくは思う。アニソンの歌詞やメロディには作品の物語や登場人物に焦点を当てたテーマを扱っていることから感情移入がしやすいということが魅力的だ。
そこで今回はアニソンとしてのクオリティが高く、アニメ好きなら誰でも知っているであろう『化物語』のエンディングテーマ曲の「君の知らない物語」について話そうと思う。


supercellが歌う「君の知らない物語」はアニメ『化物語』のエンディングテーマとして2009年に発表された。ryoが作詞・作曲を手掛け、やなぎなぎの透明感ある歌声と高い歌唱力で学生時代の青春の1ページを切り取ったような世界観が魅力的な1曲。
歌詞の内容としては、歌い出しの「今夜星を見に行こう」という一言から仲の良い数人で暗い夜道を経てその先で満天の星空を臨む。そんな中で自分の中の恋心に気付くがCメロで心の中での葛藤、結局想いは伝えられず当時を振り返っているという切ないラストで歌が終わる。この歌詞の登場人物などは『化物語』と関わりは無いが、様々な箇所でリンクしている部分がある。特に2番Aメロ冒頭の「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」というフレーズは『化物語』の主人公である阿良々木暦とヒロインの戦場ヶ原ひたぎが2人で星をみるエピソードの戦場ヶ原ひたぎのセリフとマッチしている。歌詞の中の切ない片思いの物語は、戦場ヶ原ひたぎ以外のヒロイン達の感情に重なる部分があり、曲の幻想的な雰囲気とアニメの世界観が見事にリンクしている。


『化物語』の世界観と照らし合わせつつ、星空を見上げるときにこの曲を聴くと、忘れかけていた淡い気持ちが蘇るかもしれない。歌詞とキャラクターと自分を重ねて聴き、気分に浸れる点もアニソンの魅力だろう。

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電車代をケチるためによく歩きます。この前サンダルの底に穴が開きました。

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