誰しもホラーという単語を聞くと怖くて中々手をつけられない人も多いだろう。そんなホラーが苦手な人でも聴いていただきたい楽曲を今回は紹介したい。それがSHINeeの「Married To The Music」だ。本楽曲は通常の韓国バージョンとその後に出たJapaneseバージョンの2形態で出ており、韓国と日本両国で人気だ。実際に聴いてみるとわかるが、ファンキーな洋楽のような楽曲となっているため、非常にリズミカルで踊りたくなるのが特徴となっている。

 では、この楽曲のホラー要素はどこにあるのか。それは、公式で挙げられているMVにホラー要素がある。メンバー5人が招待されたパーティで次々と不思議なことが起こっていくのだ。MVの順番に見ていくと、キーは首が、テミンは両目が、オンユは鼻が、ジョンヒョンは口、ミンホは顔全体それぞれがなくなってしまうといった展開だ。CGではあるものの映像だけを見てみると不気味さを感じる人も少なくはないだろう。それがまさに今回の楽曲と合わさることで上手い具合に中和され、一つの音楽作品として成立しているのだ。

↑MVでジョンヒョンの口がなくなってしまうシーン

 MVを見た上で日本語版の歌詞に注目していただきたい。歌詞を見てみると「白いハイヒールはいたスワン」や後半には「2人だけの静寂へゆこう」といったようにMVで登場していた女性を好きだからこそパーティへと向かったことが読み取れる。最終的にはMVでその女性が黒幕だったという終わり方をしているため、話の展開を見るといった観点で見るとちょっとしたショート映画のようなものを感じることだろう。私が初見で見た時にも、マイケルジャクソンの「Thrller」のようなダンスミュージックとホラーの両立を映像と楽曲で成り立たせているものが少し思い浮かんだ。

 何より、今回この楽曲に誰しもが想像するような怖さが限りなく少なくなっているのは普段から様々なテーマに挑戦しているSHINeeだからこそ成し得たことだろう。過去の作品を見ればわかるが、明るいテーマやクール、時には神秘的なテーマといったそれぞれのテーマで輝ける彼らだからこその表現ということは忘れてはならない。

 さて、今回はホラーに関係した楽曲紹介ということで見てきた。ホラーは確かに人によって好き嫌いがより別れるジャンルだが、ホラー=怖くて全て無理という人にこそ今回紹介した楽曲は1度MV付きでご覧いただきたい。きっとホラーの良さと共にSHINeeの良さを同時に感じることができるに違いない。

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投稿者

第二世代をとことん愛している一般人

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