愛称「リーダー」、大野智。

嵐コラムの第一回を飾るのはやはり、リーダーという役割を担うことになったからこそこのグループが長く続いたとも言えるだろうこの男。大野智。ソロ曲は15曲以上あるが、その中でもおすすめしたい楽曲を2曲選出する。彼の歌声はもちろん、ダンスも素晴らしいので是非ライブ映像などを見てほしい。
・静かな夜に
彼の曲はどれも最高なのだが、まずはこれから入ってみるとナチュラルに歌声の美しさと綺麗でのびやかな歌声が聴けるのでおすすめだ。上擦ることのない滑らかな高音はきっと聴く人を虜にしてしまうこと間違いない。
「指先なぞるかすれた色」だとか「眠れぬ長い夜に 星を探す」だとか、お洒落すぎないだろうか?視線の動きが見えるから、情景を思い浮かべやすい。きっと窓辺から見える星を探して、数えて、眠れない故の長い夜を過ごそうとしているのではないか、なんて。
分かりやすい歌詞で、結構隠された意味があるような、考察が必要な歌詞ではないからこそ心に染み渡るし、純粋に歌と歌声を楽しんで浸ることができる。情景が思い浮かびやすいこの歌は、月明かりの見える夜に聴きたい一曲。
・暁
「Japonism」というアルバムの中のソロ曲というだけあって、“日本”を感じさせる曲調で歌詞もそれを思わせる。和風が大好きな人はきっとこの曲を聴けばあっと驚いて納得することだろう。私は和をモチーフにしたものがかなり好きなのでこのアルバムが出た時にはそれこそ狂喜乱舞したものだ。何よりこの頃は百人一首を勉強していた頃で、歌詞には所々いろんな一句が隠れている、匂わされているから勉強したことで役に立ったと思えたことを今でも覚えている。歌詞の儚さと恋心を表すのに短歌は短い言葉にぎゅっと意味が詰まっているからこそ、濃密な意味を感じ取れる。とても噛み合っていると思うのだ。小さくても可憐に咲いている花に手を伸ばそうとしても、雲を掴むかのような。見つけたと思ったものが夢幻の何かであったかのような。そんな、揺蕩うような一曲に思えるのだ。
「心にも あらで憂き夜に 長らへば 恋しかるべき 夜半の月かな」ぜひ調べてほしい。